非営利セクター(NPOなど)におけるソーシャルワーカーの採用について

公開日: 2017/11/23 SCA ソーシャルアクション

さまざまなサービスや事業にソーシャルワーク的機能をどうもたせるかという相談をいただくことが増えてきている。
社会福祉福祉業界と非営利セクターの境界にポジショニングしているので、さまざまな事業がソーシャルワーク的機能(重要なのは機能であり、1人の専門職ではないことが多い)を求めている理由も見えてくる。


法人で非営利セクターにおけるソーシャルワーカーの採用をお手伝いすることもあるのだが、法定施設以外でソーシャルワーカーを雇用したいという組織が増えてきているように感じる。


医療→教育→司法、とソーシャルワーカーの配置が進んだが、もう一歩先にすすんでいる感を受ける。だが、先述したように、欲されているのは機能であり、くわえて、その機能が正確に理解されていない場合も多い。


ソーシャルワークに関する正確な理解と、なぜその事業やサービスにソーシャルワーク機能が必要なのか?(特に焦点を当てて必要とする機能は何なのか)という交通整理をさせていただくこともある。


なんにせよ、社会問題にソーシャルワーク機能がキャッチアップして、実践領域を広げてきたというのは歴史が証明している(だが、必置となっているところは少ない)



組織経営と援助者としてのキャリアミックスは難しいこともあるけど、意思決定次第では様々な現場を自組織とつなぎ、副次的に、ジェネラリストとしてのトレーニング機能をもたせることもできる。


中期的には自法人の養成プログラム研修を受けた方を雇用し、3年程複数現場をローテ後、卒業する仕組みをつくりたい。他領域でのミクロ実践経験があり、かつ、さまざまなサービスや事業にソーシャルワーク機能を実装する経験を得た人材は、今後ますます必要とされると思うので。



いつの時代も構造的に、専門職養成課程は時代の要請から一歩遅れた内容にならざえるを得ない。オンタイムで社会的要請を養成課程に乗っけることはできないから。

それを常にカッコに入れた上で学生も現任者も学ばねばならない。

やらねばならないことは多い。
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