Social Change Agency設立に至る諸々のこと

公開日: 2013/09/12 MSW SCA SW解体新書制作委員会 思索



バーンアウトを防ぎたいと思った理由について

2年前のエントリです。なぜ、私が今のような活動をするようになったか。
その理由のひとつについて、以下のように書いています。



『自分たちには力が無いのだと、悔しくてしかたなかった。医療機関におけるソーシャルワーク部門は弱小部門であることが多い。上層部、他職種にきちんと「理解させるに値する実践」を諸先輩方は必死こいてやってきたのかという疑問が生まれた。』


現場2年目当時に抱いたこの問いは、私を、現場7年目の今年になるまで、職能団体にどっぷり浸かることを避け、他領域から自領域を眺めるというポジションを取り続けさせてきました。



「大局的な視座で、自分が身を置く業界にとって、これからの未来に何が必要かということについて考える」ための環境を強制的に築き上げるには、同業者と可能な限り付き合わないということが、わたしには必要でした。



同業内で通用する共通言語は、自分が大切に育てたいと思った問いを鈍化させる危険があると当時の自分は考えました。

だから、必要最低限の同業との関わり以外を断ち、「職業の社会的意義を、どう社会に発信するか」、「若いソーシャルワーカーたちに今本当に必要な学びは何か」を考え続けてきました。




「Social Change Agency」

現場2年目に抱いた問いを、自領域外から眺め、考え続けた結果が、SCAの立ち上げです。今後、SCAを通して、社会に実践から得られたものを還元していくつもりです。


そして、以下が、SCA第一弾の企画です。


編集や企画、コミュニティづくりを行う人たちに学んだこと、「自分たちに必要な学びを自分たちで考えつくる」ことを業としている人から盗んだことを、どうSWの業界の構造的問題に対し活かし、どのような企画として打ち立てるかということを、今年になり、仕事の時間と寝る時以外は、ほぼずっと考えていたと思います。


まずは、SCA主催の『教える・伝える技術を磨きたい若手ソーシャルワーカーのための実践知プレゼンテーション大会』の登壇者を増やし続け、「若手SWで教えることのできる人」を増やし、特定の場所をもたないSWのスクールをつくりたいと考えています。


教える技術、伝える技術に長けた外部講師を呼び、技術を学ぶ場の開催も行う予定です。そのためには、SCAの社会的認知度を高めるためのメディア戦略も必要だと考えていて、年内に若手SWによるオンラインマガジンの発刊を予定しています。1年以内にもうひとつメディア系の企画を用意しています。


この業界をよくしていきたいと考えるひとたちが、自分たちの得意なことで、様々な方面からアプローチしていく。


私も、その1人でありたいし、そして、そういった人たちを応援できる側の人間でもありたいと思っています。



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