最近読んだ本(20170219)

公開日: 2017/02/20 勝手にブックレビュー 読書記録

ヤマト運輸のまごころ宅急便について書かれた「物語編」を興味深く読んだ。
はじまりは、女性セールスドライバーが出会った「孤独死」
職業の視点からとらえた課題が、職域を超え、多くのステークホルダーを巻き込んだ取り組みへ。ソーシャルアクションの事例としても面白く読んだ。









ICFをアセスメントに活かすためのアイデアが盛り込まれた1冊。事例も多くわかりやすい。
チームの構成員の専門性やキャリアが異なる場合、クライアントを個人的価値観から離れて、「なにをとおしてみるか」というのは設定がむずかしく、ICFは入り口の概念をきちんと理解すれば、「なにをとおしてみるか」の1つの選択肢になるなあと。




再読。シカゴの公立学校を基点にした事例が興味深い。
日本のコミュニティスクールに通ずる内容だと想像するが、それと異なるのは、学校と地域をつなぐ機能をコミュニティデベロッパーやオーガナイザーが担っている点、かつ、その人材はボランティアではなく、専門的に育成された人材であるということ。




和田中に民間出身の校長として赴任しおこなったさまざまな施策を「つなげる力」という観点から記した1冊。和田中自体の取り組みはさまざまなところで取り上げられており既知だったが、藤原さんの、「さまざまなものを多面的にとらえることによって、”これは使えないだろう”、”これとこれは繋がらないだろう”という思考から脱し、学校を取り巻いている環境のなかから、”使えるであろう資源”を見出していく」かつ、「他者の論理や動機付けを深く潜って探ることで、”つながり”の接点を見つける」
この2点について示唆の多い1冊でした。

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A