「我が事・丸ごと」地域共生社会に求められるソーシャルワーカーのスペックに関する雑感

公開日: 2017/02/19 CSW MSW SCA

第1回 「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部の資料を見ると、「ジェネラリスト」が、業界内で語られる職業人としての理想や、個々人の内発的動機ではなく、社会から要請される現実的な「ニーズ」として現れてきた感を得る。


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当該地域の診断もできて、意図あるネットワーキングやそのメンテナンスもできる「メゾ」、必要時、ケースワークで直接介入し、初期対応のできる「ミクロ」、ミクロ、メゾを行き来しつつ、資源開発などを行う「マクロ」
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上記を満たすスペックのソーシャルワーカーは現在でも希少種であると思うけれども、加えて、「我が事・丸ごと」をみるに、

専門職たちは、地域に住んでいるさまざまな人たちに合わせた”かたち”で、じぶんたちの専門性を地域に落としていく、言い換えれば、地域の個々人にあったかたちに変えて配っていく必要があるし、これをやるには、自分の専門性という持ち物(武器・武具、ほか)が整理できていて、意図的にそれら要素の切り分けと、再パッケージ化ができないとならない。みえないものを、相手にとって有意な形で見える化していくことも求められるように想像する。

加えて、さまざまな人と対話し、いろんな思惑やおもいを、受け止めたりひつようなところへ流したりしながら調整し、さまざまな言葉を用いて、合意形成したりしていく、ファシリテーション能力が不可欠になるようにおもう。

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なんにしてもますます高まる、社会的にソーシャルワーカーに求められるスペックに対して、いろいろなものが追いついてこない中、「なにができるのか、業界の中でどこを担うべきか」を考えた上で、自分の資源を活用していきたいと思う。
【地域包括ケアの深化・地域共生社会の実現:厚労省HP】
http://www.mhlw.go.jp/…/05-Shingikai-1260100…/0000130500.pdf
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