Books）なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか 著：ジュリア カジェ
公開日： 2015/07/12 ソーシャルアクション 思索 勝手にブックレビュー 読書記録
邦題はだいぶ違う印象の内容。
広告に依拠した紙メディアの衰退と、民主主義におけるメディアのあり方にページが割かれすぎてて今更感はありましたが、著者の主張である、財団と株式会社の中間的な形態をとる非営利型のメディア会社とクラウドファンディングの活用によって、現在の「メディアの私的所有」問題を排し、資本主義における「民主主義を体現するためのメディア」のあり方を問い直す、という論考は、説得力がありました。
社会福祉業界は、自前でメディアつくったらいいと思う。各職能団体がお金出し合って、現場からの提言を社会にしていくという目的で、そういうことにお金使うのであれば、会員も増えるのでは？と。
でも、問題は業界内に、おおがかりなメディア運営を仕掛けられる人が見当たらないこと。であるならば、長けている人たちを外から口説いて連れてくるくらいの勢いでいきたい。
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