(Books)「怒り」のマネジメント術-できる人ほどイライラしない

公開日: 2013/06/01 ソーシャルワーカーが自己覚知をすすめる上で読んでおきたい書籍 勝手にブックレビュー 読書記録

書籍紹介:「怒り」のマネジメント術-できる人ほどイライラしない- (朝日新書)


内容(「BOOK」データベースより)

本書は、「怒りをゼロにすること」が目的ではありません。
そもそも、私たちはブッダを目指すわけではないのですから。
怒りを感じてもいいのです。
ただ、怒りの配分はしっかり見極めていったほうがいい。
怒らなくてもいいことには、怒らない。怒るとしても、表現方法や場所を選ぶ。
そのほうが人生ははるかに生きやすくなります。
ムダな「怒り」は減らし、単に「怒る」という行動はやめる。
それが「怒りのマネジメント」であり、本書の目的です。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安藤/俊介
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。
1971年群馬県生まれ。東海大学卒業後、外資系企業、
民間シンクタンクなどを経て、渡米。ニューヨークにて
アンガーマネジメントの手法を習得。

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昨年、非常にイライラしていた
時期に読んでいた一冊です(笑)

本書を一言で言うと
「怒りの感情をストレートに発することで
得られるものより、失うもののほうが多い。
だからこそ、怒りを適切な方法でマネジメント
するべき。」
ということに尽きます。

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「怒り」とは、簡単にいってしまうと、
考え方・価値観の違いから生まれるものです。
「怒りをマネジメントする」ということは、
「考え方・価値観」が柔軟になるとイコール
と言っても過言ではありません。(本書:P73)


「怒り」の感情を感じるとき、私たちは以下の3つの
段階を踏みます。

【第一段階】出来事との遭遇
【第二段階】出来事の意味づけ
【第三段階】怒りの感情の発生

(本書:P76)
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著者のいう怒りの発生段階の第二段階である
「出来事への意味づけ」を色々な方法を
用いて変えていこう=怒りのマネジメント
をしよう、ということを著者は言っています。


例えば、「とっさの怒りは数値化するだけで小さくなる」
怒りのレベルを、自分の中で10段階に分け、とっさの怒りに
対して、「これはレベルいくつくらいかな」と一瞬立ち止まり
考えることで、怒りは小さくなる、というもの。


明日からでもできる「怒りマネジメント術」が
紹介されているので、最近怒りっぽいと感じている
方や、感情のコントロール方法のヒントを得たい方に
おススメの一冊です。



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