がん患者 4人に1人、失職 無言の圧力…医療側の説明必要 山形(News)

公開日: 2012/06/08 社会問題


働き盛りの年代の方のがんと就労の問題についての記事を紹介します。
職場復帰に際して、職場の上司の方などに来院してもらい、主治医から患者さんと一緒に話を聞いてもらう場を設けることなどもありますが、それ自体が、職場の理解、そして元々患者さんが職場で担っていた役割・ポジションにもよる、と感じています。

がんと一言で言っても、症状はひとそれそれです。
医療機関のソーシャルワーカーがアンテナを立て、サポートしていくべき問題だと考えています。
以下、msn産経ニュースHPより転載。
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がん患者の4人に1人が職を失う?! 山形大医学部がんセンターなどが行ったがん患者に対する就労支援・社会復帰に関するアンケートで、医療費が重くのしかかる中、職場の理解が得られないなどして就業の継続が難しくなる実情が浮かびあがった。同大は今後、雇用者の理解を得るために医療者側も働きかける必要があるとしている。
(中略)
 病状的には退職の必要性がないにもかかわらず、患者自身の不安や職場の無言の圧力などで退職してしまうケースがあるという。
 「1度は手術で切除して職場復帰したが再発。治療して治ったとして転移があれが今度こそ解雇されてしまうのではないか不安」(40代会社員・男性)、「再発した場合、会社の理解を得られるかどうか…」(40代会社員・女性)といった声も寄せられたという。
 調査にあたった村上正泰教授は「がんにかかると、医療費の自己負担が年平均百万円以上かかるという調査もある。再発を不安に思う患者や、雇用者に病状をきちんと説明するなど、社会復帰を医療者側もかかわり、支援していく必要がある」と話している。
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