Books)コミュニティソーシャルワークと社会資源開発 - コミュニティソーシャルワーカーからのメッセージ-

公開日: 2016/02/22 CSW 勝手にブックレビュー 読書記録



コミュニティソーシャルワークの本を数冊読んだのですが、つくづく「地域」や「ネットワーク」という言葉は恣意的な解釈が可能な言葉だと思います。

とともに、「誰のためのネットワークづくりなのか?」をネットワークづくりの仕掛けをする主体が明確にしていないと、ネットワークに適度な負荷をかけて運動させてあげられず、結果、ネットワークが形骸化してしまうのではないか、とも。



本書内には、ソーシャルワーク実践における示唆深い先人たちの言葉がちりばめられています。読みやすいので、ご興味のある方はぜひ。以下、本書内から一部抜粋。



社会資源開発を指向するコミュニティソーシャルワーク(社会資源開発の基本的視座) 「社会資源開発の出発点には2つの視点がある」 「CSW自身も、ひとつの社会資源としてとらえる」  

地域自立生活支援における社会資源開発 (個別支援を軸とした社会資源開発) 「生活に困っている人への支援は人間関係を育むこと」 「その人らしく生きたいという願いをカタチにする」 「CSWとして揺るがない価値観、立ち位置を示す」  

社会資源開発の醍醐味 (地域支援を軸とした社会資源開発) 「新規事業を立ち上げるだけが開発ではない」 「地域のなかで共感してくれる人、代弁してくる人を増やす」 「政治力を活用することも視野に入れる」  

社会資源開発のコツ (社会資源開発のプロセス) 「相手のこと、地域のことを見極める」 「相手にとってのメリットや、必要性をきちんと説明できる」 「問題を社会化していくためには、マスコミが有効」  

社会資源開発ができる組織のあり方 (社会資源開発のマネジメント) 「社会資源を開発するためには、スクラップ・優先順位も必要」 「こちらの土俵にばかりのせようとしない」 「社会資源の開発は、まず自分の所属する組織の改革から」

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