福祉サービスのアクセシビリティについて考える。

公開日: 2015/02/18 社会問題

とある方から、適切な福祉サービスに行き着くまでに色んなところをたらい回しにされて、10回以上役所に行ったけど、結局違う場所で突破口が開けた、という話を以前に聞きました。


福祉サービスのアクセシビリティの向上は非常に大事なことです。


縦割り、申請主義、そもそも土日夜間は役所空いていないという状況。

行政のパンフレットやホームページの制度サービスの情報も、情報があり過ぎて、「どれが自分の困りごとに合致していて、それがどのくらい困りごとを解消してくれるのか?」というところに行き着くまでがまた大変です。


そして、そのような状況下で、個々人の生活問題解決への行動が先送りされ、問題は徐々に積み重なり大きくなっていく…。もしかしたら未然に防ぎ得たことも、大きくなってからでは対処できなくなって…ということは往々に起こり得るであろうことは容易に想像できます。

もちろん、アクセシビリティの向上と同等に、そこで対応する担当者の質(と同時に、広範囲における知識やネットワーク、援助者としてのバックアップシステムを有しているかどうか)の向上も大切で、両者はセットで考えていかなければならないと思います。


個々人の生活問題の蓄積を防ぐには、
予防的社会福祉システムのような考えが必要だと考えます。


予防的社会福祉システムは、

「氾濫する情報を整理し、それが必要であろう人の目線でまとめ、適切な情報を伝える手段(アクセスできる手段)を整備すること」

「福祉サービスへのアクセシビリティを向上させること」

「福祉サービスの質と量の向上」、


この3つあたりを並行して手をつけていくことで、
その全体像が見えてくるのではないかと思っています。


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