ソーシャルワーク言語化のススメ創刊号(2012.5.5配信)

公開日: 2014/02/08 MSW 思索 問いから言語化に至るプロセス


当エントリは、メールマガジン「ソーシャルワーク言語化のススメ」のバックナンバーです。
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2年前に書き始めてから、私も変わっていくことができたのだなあと…。





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ソーシャルワーク言語のススメ創刊号
2012年5月5日)
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はじめまして。


このたび、ブログ「新人医療ソーシャルワーカー見聞録」
管理人HY発でメルマガを発行することになりました。


私はこの春ら現場6年目になります。
現場2年目の頃、奥川幸子氏の「身体知と言語」という一冊に
出会い、「このままではソーシャルワーカーとしてダメになる」
と思い、自身の学び、気づきを残しておきたいと思ったのが
ブログをはじめたきっけでした。


当初、HY個人の振り返りという役割を果たしていたブログ
でしたが、ブログ経由でメールをいただくことが増え、
見てくださっている方がいる、そしてまた自分よりキャリアの
浅い方々が自分と同じような悩みや迷いを抱き、
このブログを訪れているということを知りました。


そのことに気づいたら、ブログを記す目的に「新人さんたちに
エールを送る」ということを加えました。
ご自身で志し、現場に身を置くことになった方々が、
長くご自身の仕事に誇りを持ち、続けていけるように…
そんな願いを私は抱いています。
そして、ブログで発信していくことがその一助になればと
心の底ら思っています。


そのような経緯があり、最近のブログでは、ソーシャルワークの
現場ら私自身が得た知をみなさんと共有できたらという目的で
エントリを記してきましたが、このメルマガでは、
日々の現場ら得られた知を「言語していくための方法、
エッセンス」を発信し、みなさんと一緒に共有できたらと思って
います。


書くことは考えることです。書けば書くほど、考えは深まり
、色々な気づきが得られるというのは、
私が5年間で唯一(笑)胸を張って言えることです。


ですので、「薦め」と「前に進め」の意味を込めて、
「ソーシャルワーク言語のススメ」というタイトルにしました。


みなさんが、ご自身のソーシャルワーカーとしての仕事を
言語することで、きっと前に進むためのヒントが得られるはず。
私はそう思い、その一助になれればと思っています。


このメルマガをきっけに、多くのソーシャルワーカーの方、
そしてソーシャルワーカーを目指す学生さんが日々の習慣の中に、
「ソーシャルワークの仕事を言語し、書くこと」を
取り入れてもらえたら嬉しいなと思います。


このメルマガでは、言語のためのエクササイズの他にも、
HYの新人時代の恥ずし日常レポートや、みなさんらの質問に
お答えしたり、気になる医療福祉ニュースの紹介や、
おススメの書籍紹介もできたらと思っています。
よろしくお願いいたします!


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《創刊号目次》

1.言語エクササイズ001

2.あの頃のHYは…

3.今週の気になるニュース

4.おススメ書籍紹介

5.編集後記

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【1.言語エクササイズ001】


私がソーシャルワークについて現時点で
言語できるものについては、出来る限り、
ブログに記していくようにしています。
それは、私自身のソーシャルワーク実践解体新書(笑)を
創り上げていくというささやなる試みでもあります。


わたしが今抱いている細やな夢は、自分が奥川幸子氏の
「身体知と言語」と出会い、「このままじゃヤバい、ダメになる」
と思い、自分の職業人のスイッチを入れ直してもらったように、
「誰のモチベーションに寄与できる、応援できる文章」を
書いていくことです。願わくば、この仕事に興味を持ってくれる
人が増えたらなお嬉しく思います。


このメルマガでは、自分の学びや仕事を文章にすること、
その方法に焦点をあてて考えていきます。
ということで、「言語エクササイズ」と称し、
みなさんの言語モチベーションをあげていく内容を
お届けしていこうと思います!



■書くこととは考えることと同義です。


思考を構造するには外部するのが一番手っ取り早い
ということもこの5年間で学んだことです。
インテーク面接はエコマップに起こす。
もしくは図式をしてみる。箇条書きで類型を試みる。
日々の地道な作業を怠って、階段を一段飛ばし出来る人は
センスがあると言われる人のみなのだ、
と自戒すべきと私は思っています。


みなさんはご自身の勤務先で援助記録を記しています
記していなければまずは記すこと。
例えば、SOAP記録で日々の記録を書いてみることを
1ヶ月続けてみることをおススメします。



■書くという行為を習慣する。

いきなり文章を書こう!何をまとめよう!と言っても、
そのような習慣がない方が、いきなり大きな目標を立てても
挫折してしまうことが多いと思います。


まずは小さな目標を立て、それを実行し、継続し、
習慣していくことで、次なるステップに移るということを
考えていったほうがよいと考えます。例えば…


・3行日記をつける。

その日にどんなことがあって、どんなことを思った
三行であっても、積み重ねれば、自身の変を知る大きな財産に
なります。三行といえで侮ることなれ。
続けることって大変です。


・職場での援助記録をしっり記す。

これは基本ですが、日々の業務に忙殺され、
単なる備忘録的な記録になっていないでしょう
記録を書くことはアセスメントをおこなう訓練でもあると
私は考えています。(このことについては今後メルマガで
取り扱っていこうと思っています)


・とある物事に対する考えをまとめてみる。

これは、結構ハードルの高いエクササイズですが、
とあるトピックに関して文章で自分の考えをまとめるという行為
は、論理的な思考を組み立てる訓練にもなります。
このあたりのことも今後のメルマガにて取り扱っていきます。


・Twitterをはじめる(とりあえず日々書くこと環境を用意する)

Twitterについては、文章を書くためのよい訓練だと、
東京都副知事(2012年当時)の猪瀬直樹氏も述べています。
まずは文章にしてみる。Twitterは140文字と限られた字数の中で、
自分の言いたいことをまとめる必要があるので、
文章を書く上でのトレーニングとしては非常によいのな
私も思います。



・Blogをはじめる
個人的にはこれを一番おすすめします。
どんなことについて書くの、というテーマ設定ら、
そのテーマについて文章をまとめるという作業含め、時間と
労力はりますが、それ以上に得られるものは大きいです。
(この5年間のブログ継続ら自信をもって言えることです)


とおすすめをいくつ挙げましたが、
まずは行動を起こす=書いてみる、
ということなしには自分自身の変を振り返るための材料は
積み重なりません。


みなさんらの質問事項についても返答していけたらと
思いますので、質問事項を文章を書くエクササイズの場に
してもらっても構いません。「質問する」ということは
「何しらの問題・課題設定ができている」ということですので、
ぜひ!



【2.あの頃のHYは…】
「あの頃のHYは…」コーナーでは、
HYの恥ずし新人時代のエピソードを記していこうと思います。
(年月日の記載があるものは、当時のHYが書き記した文章を
そのまま掲載しています)
あー、エラそうなこと言ってるけど、アイツもへたれだったん
じゃん!と笑っていただけたら本望です…笑


2007年4月1日

明日ら仕事開始です。先日、相談室に挨拶に行き
「半年後にデビューよ」とボスに強く言われました。


三ヶ月はボスにつきっきり。次の三ヶ月は、できることを。
半年後にケースを持つのよ、とのこと。


六ヶ月。与えられた、モラトリアム。恵まれた環境。
でもやんわりと、目の前に現れる課題を確実に
クリアしていきなさいと言われたような気がしました。


3つ、言っておきたいことがあると前置きボスは言いました


1.自分を研鑽するために自己投資をすること
2.貴方し持ち得ない何。その何を、ゆっくりでいいら、
見つけること。
3.貴方を選んだ理由

3つ目。そこでボスがはいた言葉は、ぼくの迷いでもあった、
ぼくの「武器」を肯定してくれるものでした。
あなたならだいじょうぶよ、と。

厳しさの中に時折見える優しさのカケラ。
ワーカーとしての一歩を踏み出せることを嬉しく思います。
振り落とされないようにしなければ。


与えるという行為は、求めるという行為があってはじめて
意味をなすと思うのです。


ら、求めます。どん欲に。
盗みます。どん欲に。
理想を体現するのは自分


ら、耐えるんです
苦難は忍耐を。忍耐は練達を。練達は希望を。


胸躍る あした。あすは、その、はじまりの日。
ら楽しく いってきます!

(次号へ続く…!?)




【3.今週の気になるニュース】
NHKスペシャル「職場を襲う。”新型うつ”」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0429/

先日放送された上記についてはTwitter上では賛否両論が
ありました。

「新型うつ」については精神科の斉藤環氏の
「社会的うつ病の治し方-人間関係をどう見直す-」(新潮選書)
が現代社会とうつについて書れているので読まれてみるとよいなと
思います。
(ちなみに、新型うつ、社会的うつ、は正式な診断名ではありません。念のため)


4.おススメ書籍紹介
ブログでも紹介しました「ホンモノの文章力-自分を売り込む技術-」
http://wish0517.blogspot.jp/2012/04/blog-post_22.html#more

文章を書く上でのテクニックはもちろん、なにより「文章を書く」ことを
楽しむ、ということについての示唆を与えてくれる良著だと思います。

何のために文章を書くのという自身への問いに対して向き合うに
あたり、楽しい、前向きな気持ちにさせてくれる一冊です。


5.編集後記

メルマガ告知をしてら早1ヶ月が経ってしまいました。
興味を持ってくださり登録をしてくださった方、
本当にすいませんでした。


この4月ら今の職場に移り1年が経ちました。
そしてMSWとしても6年目になり、時が経つのは早いなー
と感じています。


プライベートでは引っ越しをしました。
前の住居には1年し住まなったのですが、
新しい街、環境に身を置くと、色々なヒントが
んできたりしておもいろいなーと感じています。


の有名な大前研一氏も著作で、人が変わるには、
「時間配分を変える」「住む場所を変える」
「付き合う人を変える」と言っていましたが、
本当にそうもしれないなーと社会人6年目にして
やっと実感している最近です。


個人的にあたためている案として、いずれ、Facebook等の
グループページで交流を図れる場を作りたいとも考えています。
準備ができ次第、このメルマガページで告知いたしますので
ご興味がある方はぜひご参加くださいー。


みなさんのお考えや、悩み等を共有し、これら現場に入ってくる
人たちにとっての財産として、積み重ねられた共有知、みたいなも
のが生まれたら楽しいだろうなと考えています1


質問、ご感想等も大募集です。
こちらまでお気軽にお寄せください。



それではまた次号もよろしくお付き合いください!


(HY)


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