対人援助職における「体感的余裕」と「生産性」についての自論

公開日: 2013/09/13 MSW SW解体新書制作委員会 コミュ論 思索 自己覚知



ここ最近、患者さん家族へ諸々のお手伝いをする過程において、自分が見立てた手数(具体的な行動の数)と、それに係る時間が、具体的にイメージできる確度が上がってきている感じがものすごくある。

本エントリでは、『対人援助職における「体感的余裕」と「生産性」についての自論』と題し、最近の私の体感論を書き記していきたい。


1.「待てない」と「慌てる」

自分が見立てた手数(具体的な行動の数)と、それに係る時間が、具体的にイメージできる確度が上がる。そして、それに付随して、意図的に「待つ」ことができるようになってきた。


クライエントの行動を待つ。クライエントが暫定的なこたえを出すのをまつ。
他職種、他機関の行動を待つ。いろいろな「待つ」がある。


「待てない」と、「慌てる」、「あたふたする」


危機介入以外で、援助者側が慌てて焦る場合の大概は、クライエント側にその要素があるようで、実はそうでないことがほとんどだ。その要素のほとんどは援助者側にある。



2.自分の手持ち時間を知ることの意味


援助者側の見立てがぼんやりしていて、クライエントの言動にいちいち慌てふためいたり、援助者が所属機関などからのプレッシャーを感じていたり…etc


危機介入を要する事案以外で、「慌てている(体感的時間が早くなり、いそいそしている)」と感じるとき、いったん、ケースの全体像を見直すという行動をとるというのもひとつ。インテーク面接の記録でもいいし。エコマップとかでもいい。


「体感的時間が早くなり、いそいそしている状況」を収束させないと、「待つ」ことはとても難しい。


自分が見立てた手数(具体的な行動の数)と、それに係る時間が、具体的にイメージできる確度があがると、それに伴い「手持ち時間」も体感的にわかるようになる。


そうなると、「手持ちの時間」と「体感的な時間が早くなり、いそいそする状況になるまでに要する時間」とを天秤にかけることができるようになる。



3.自分の中の余裕を増やせ!


手持ちの時間は、”余裕時間”みたいなもの。
自分の、その日の”余裕時間”がわかると、「待つ」こともできるし、「体感的な時間が早くなり、いそいそする状況」も回避できるし、平穏に心穏やかに仕事ができる。


そうすると、色々と連鎖的にうまくいく。
コミュニケーションも余裕があると、イライラしないしうまくいく。
コミュニケーションがうまくいくと、目的の達成度もあがり、ますますうまくいく。
といういい連鎖反応が起こる、というのが最近の自論。


つまりは、余裕が必要。余裕が大事。余裕があると、いい仕事ができる。


特に、対人援助の仕事は、「全力で体力が尽きるまでドーーン」みたいな精神論はほぼ無意味なので、特に、「どうやって自分のなかに余裕をつくるか」ということを考えれば、考えるほど、仕事の生産性はあがるのだなと思っている。



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