おとなの小論文教室：山田ズーニー（Books）

公開日： 2013/07/06 勝手にブックレビュー 読書記録

おとなの小論文教室　著：山田ズーニー氏
http://goo.gl/pue7o

内容（「BOOK」データベースより）
考える力がつけば、自分を表現することは、もっと自由
になる!「おとなの小論文教室。」は、自分の頭で考え、
自分の想いを、自分の言葉で表現したいという人に、
「考える」機会と勇気、小さな技術を提供する、まった
く新しい読み物です。「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載時
から話題を呼んだコラム集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田/ズーニー
岡山県生まれ。ベネッセコーポレーション小論文編集長
として高校生の考える力・書く力の育成に尽力し、2000年
独立。全国各地をまわっての表現教育のワークショップ・大学
講義・企業研修・講演・執筆活動等を通じ、表現力・考える力、
コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。

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本ブログやメルマガでも何度か紹介させていただいている

山田ズーニー氏のコラム集をまとめたものです。

（過去エントリ：「正論はなぜ通じないのか？」ということについて考える）

本文の中にある以下の一節を紹介します。

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真面目に4年間勉強して大学を出ても、自分の想いを日本語
でしゃべれるようにならない。そのことにいいようのない憤
りがつきあげてくる。一方で、自分の想いを実感のこもった
言葉にし、人の心に響く域まで表現できる学生もいる。


その差は何なのか？
センスではない、文才でもない、理系・文系でもない。
単にアウトプットの違いだ。

（中略）

表現する機会がなく、継続的な営みもなく、いきなりできる人
がいるなら教えてほしい。
そんな人はいはしない。だから、自分の想いを言葉で表現できる
ようにするには、とにも、かくにも、アウトプットだ。

自分の想いを言葉にする。人に話す。文章に書く。
発進する。汗をかく。恥をかく。

（中略）

表現力は、就職とか、受験とか、何か先のものごとを通過する
ための手段なんかじゃない。いまをつかむためだ。いまをもっ
と面白がるためだ。「自分の考えが求められたり、想いを表現
できる場がない」のか？ほんとにそうか？
今日、直接間接、だれかとかかわらなかったのか？以前から、
思っていることを、今日、文章に書いてみることはできないの
か？いま、自分の想いを表現できないのか？いま、想いを語ら
ないで、いつ語る？いま、この人に、自分の内面を伝えないで、
誰に伝わる？
表現力は、いまをつかむためにある。
いま、自分になる、ことだ。

………………………………………

当ブログやメルマガにご興味をもたれ、読んでいただいている方で
あれば、刺さるメッセージだと思いましたので、少し長いですが、

抜粋し、紹介させていただきました。

わたしが、ソーシャルワークを語る会や、ソーシャルワーク言語化ゼミ

で、行ないたいことも上記の山田ズーニー氏のメッセージに包括されます。


アウトプットの場数を踏む。
トレーニングの効果として、一番大きいのは、

それ以外にないな、と私も思っています。

山田ズーニー氏の他の著作はこちら

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