エコロジカル・ソーシャルワーク(Books)

公開日: 2012/12/19 勝手にブックレビュー 読書記録

今回は、「エコロジカル・ソーシャルワーク」著:カレル・ジャーメイン
を紹介します。





(以下一部抜粋)

ソーシャルワークが歴史的に発展してきた中でずっと続いてきたことは、ソーシャルワークは「人間」と「状況」両方にかかわってきたということである。


(中略)

しかしながら長い間「状況」は固定的なもだと考え続けられてきたため、「人間」だけに焦点を当てた治療が最も重要であると考えられがちであったように、現象を一面的に見て、一面的に対応することは、もはや時代遅れになった因果概念に説明を求めたり、還元主義に陥ることを恐れたり、しょせん「状況」を変させることは難しいだという考え方に帰着したりする。


(中略)

したがって我々は今まで、「環境改革」と「個人変革」、「目的」と「プロセス」、「原因」と「機能」という二つ間で起こる二分法に悩まされてきた。


(中略)

ワーカーは、人を扱う資質と、2者関係、家族、集団、組織、物理的環境に影響を与える資質、両方をもたなければならない。専門家として行動は、「対処能力」を高め、環境も改善するというやり方で、対応パターンと環境特質に合う方向に向けられる。そして、専門職として実績は、「人間」と「環境」両方に良い結果をもたらしたかどうかによって判断される。


(抜粋ここまで)



実は、最近改めて本書を読み直したですが、本当に近年ソーシャルワークは、「環境」を軽視し過ぎているように感じます。

社会情勢は刻々と変し、ソーシャルワーカーが「人間」に対する人を扱う資質に傾倒していく中で環境に対する視座を置き去りにしてしまっているではないか、と。


言い換えると「環境」という言葉を狭義で捉え過ぎているではないか、とも思うわけです。人も環境も「定点」として、そこに変わらず存在し続けるもではないということを勘案しておかなければ、エコロジカルソーシャルワークでいう「人と環境インターフェイス」にアプローチすることは当然難しくなります。


上記問題意識ついて、今後深めていきたいと考えています。








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