健康寿命は男性70・42歳、女性73・62歳 厚労省算出 平均寿命との差縮小目指す 社会保障負担軽減に期待(News)

公開日: 2012/06/03 社会問題


健康寿命についての記事をご紹介。
ロコモティブ・シンドロームもそうですが、元気で自立して生活できる時間をできるだけ長くすることは、超高齢社会を迎える日本全体で考えていく必要があることだなと思います。
以下、SankeiBizより転載。
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厚生労働省は1日、平成25年度から始まる次期健康づくり計画について検討する厚生科学審議会の部会で、介護を受けたり寝たきりになったりせず、制限なく健康な日常生活を送ることが可能な期間を示す「健康寿命」が、22年で男性が70・42歳、女性が73・62歳だったとする算出結果を提示した。次期健康づくり計画に、平均寿命の伸び幅を健康寿命の伸び幅が上回るとする目標などを盛り込む方針を示した。
 少子高齢化が進む中、時期健康づくり計画では、健康な状態で長生きするための社会環境づくりを目指している。厚労省が健康寿命を算出したのは初めて。計画は今月中旬にも正式決定される見通し。
 厚労省は22年の平均寿命を男性が79・64歳、女性が86・39歳と推計しており、健康寿命との差は男性で9・22年、女性で12・77年あった。平均寿命と健康寿命との差は日常生活に制限がある「不健康な期間」で、この差が拡大すれば医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大する。
 次期健康づくり計画案では、平均寿命の増加分を健康寿命が上回ることでこの差を縮小し、高齢者の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待するとしている。
 健康寿命を都道府県別でみると、男性で最も長いのは愛知の71・74歳。最短は青森の68・95歳だった。女性は静岡の75・32歳が最も長く、最短は滋賀の72・37歳だった。最長と最短の差は、男性で2・79年、女性で2・95年あり、計画では、こうした都道府県格差の縮小も目標とする。
 このほか、計画にはがんや脳卒中、心臓病など生活習慣病の死亡率の低減に向けた数値目標や、成人の喫煙率を22年の19・5%から、34年度までに12%に下げることも盛り込む。
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