日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 三浦展 (Books)

公開日: 2013/07/10 勝手にブックレビュー 読書記録

日本人はこれから何を買うか? 「超おひとりさま社会」消費と行動



内容(「BOOK」データベースより)
2035年、「一人暮らし世帯」が1846万世帯となる。
逆に、かつて主流だった「夫婦と子ども世帯」は1153万世帯に減る。
平均的だと思っていた日本家族像がもはや過去になりつつあるだ。
また、「一人暮らし」というと、未婚若者といったイメージが強かったが、
今後20代、30代一人暮らしは減り、代わりに高齢者おひとりさまが急増する。
「超おひとりさま社会」になることを前提に、社会全体を見直さなくてはならない。
個人・孤立が進む中、ライフスタイルはどう変わっていくか。モノを買わない時代、人々は何を求めているか。キーワードは「シェア」と「共費」。さまざまな地域や企業取り組みを紹介しつつ、日本社会ゆくえを予測する。


目次
第1章 老若男女すべて「おひとりさま」
第2章 おひとりさま消費現状
第3章 おひとりさまは何が欲しい
第4章 コミュニティという商品を買う時代
・事例1 料理器具人気
・事例2 男性快眠市場
・事例3 集合住宅コミュニティ形成支援事業
・事例4 地域密着型百貨店
・事例5 団地を建て替えずにコミュニティ活性
・事例6 団地高齢者買い物サポート
・事例7 副収入付きシェアハウス
・事例8 オーダーメイド賃貸


◎著者プロフィール
三浦展(みうらあつし)
1958年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、
(株)パルコに入社、情報誌『アクロス』編集長を務める。
90年、三菱総合研究所入社。99年、カルチャースタディ
ーズ研究所設立。マーケティング活動を行うかたわら、
家族、若者、消費、都市、階層などを研究。主な著書に
『下流社会』『東京は郊外から消えていく! 』
(ともに光文社新書)、『「家族」と「幸福」戦後史』
『ファスト風土する日本』、『第四消費』などがある。

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人口減少社会=超おひとりさま社会を、「消費」観点から
丁寧に調査・リポートされている一冊。

・シニア男性は「若者
・シニア女性やミドル女性は「アクティブ
・ミドル男性は「おうち志向
・若年男性は「主婦
・若年女性は「男性

など、消費から見えてくる性別年齢別特徴がおもしろい。

モノを売る仕事だけでなく、対人サービスに従事する人が
「消費からみえる価値観変遷」を知る上でも意味ある
一冊です。


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