ソーシャル・キャピタル入門 - 孤立から絆へ  稲葉陽二(Books)

公開日: 2013/07/10 勝手にブックレビュー 読書記録

ソーシャル
・キャピタル入門 - 孤立から絆へ (中公新書)
http://goo.gl/KjjQy


目次

はじめに─なぜ社会関係資本な
第1章 社会関係資本とは何か
第2章 信頼・規範・ネットワーク─三つ要素
第3章 社会関係資本は何役に立つ
第4章 何がかたちづくるか、どう測る
第5章 健康と福祉向上
第6章 社会関係資本男女差
第7章 社会関係資本を壊す─経済格差をめぐる議論とそ現状
第8章 社会関係資本ダークサイド
第9章 豊かな社会関係資本を育むために
結語

内容(「BOOK」データベースより)
東日本大震災さい、人々は互いに譲り合い、整然と行動した。自分を犠牲にして
でも弱い者を救った。これは、決して見返りを期待して行動ではなく、絆や他者
信頼、思いやり表れであった。ような絆や互酬性規範をソーシャル
キャピタル(社会関係資本)という。ふだんは目に見えない、しかし、教育や健康等
に大切な役割を果たしている社会関係資本をどう育み、活かすか。第一人者が理
論と実践を紹介する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
稲葉陽二
1949年、東京生まれ。京都大学経済学部卒。
スタンフォード大学経営大学院公企業経営コース修了(MBA)。
財団法人日本経済研究所常務理事、日本政策投資銀行設備投資研究所長などを経て、
2003年より日本大学法学部教授。専攻・日本経済論、ソーシャル・キャピタル論

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人々協調的な行動を促す「信頼」「互酬性規範」「ネットワーク(絆)」
ソーシャル・キャピタル。社会関係資本と呼ぶ。

筆者は、社会関係資本が影響を及ぼす分野として、「企業を中心とした経済活動」
「地域社会安定」「国民福祉・健康」「教育」「政府効率」をあげ、本書で
は、そ影響について現在最も活発に研究が行われているという「国民福祉・健
康」について、一章分を割き、論じている。

血縁、地縁、文等が、社会関係資本構築に与える影響等も踏まえ、調査研究や、
他書籍へ言及も多く、「社会資源」という言葉を日々こ仕事をしているとよく
使うが、「社会資源」意味を自ら中で、再定義する上でも、読んでおいて損は
ない一冊です。


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