ソーシャルワーカーが自己覚知をすすめる上で読んでおきたい書籍紹介【新書編vol1】

公開日: 2012/12/26 MSW ソーシャルワーカーが自己覚知をすすめる上で読んでおきたい書籍 勝手にブックレビュー 読書記録

本エントリでは「ソーシャルワーカーが自己覚知をすすめる上で読んでおきたい書籍紹介」と称し、HYおススメの書籍を紹介します。今回は【新書編vol1】です!


「意識の量」を増やせ!著:斉藤孝氏




明治大学文学部教授:斉藤孝氏の著作。

まずは以下、気になった箇所を抜粋して紹介します。


人付き合いには豊富な意識の量を必要とする。(P105)

コミュニケーションとは、意識を交換するものだ。意識は、交換するところに価値がある。貨幣みたいなもので、有効に使ってこそ意味がある。(P108)

クセを直すことにも、その人の意識が顕わになる。(P134)

自分の中に他者の意識を入れ込むことは「意識の複線化」になる。
大勢の人を住まわせることができたら、多様性を受容できる。心の中に占める自己への捉われのウェイトも自然と小さくなる。(P150)

若いときの恋愛ほど、意識の量を増やすきっかけはない。
人と付き合うと、自分だけに自由に使えていた時間が減るからである。
こまめに電話したり、デートしたり、プレゼントを選んだり、自分のことを考える時間よりも、相手のことを考える時間が圧倒的に増える、それがいいのだ。(P156-7)

食べ物を変える、読む本の種類を変える、付き合う人を変えるといった状況変化で意識を変えていくことが可能だ。(P177)

たとえば、ちょっと首を動かすだけで、今まで気にしていなかった人の表情が目に入り、意識量は増える。いつもの習慣をちょっと変えるだけでも、気づきがあり、意識量は増える。
事態がこんがらがったり、深刻になったら、それを「心の問題」として捉えるのではなく、「意識の問題」として捉えてみよう。(P191)

心は天気のようなもので変化する。しかし、意識は「ワザ」だ。
意識量という安定したワザを身につけることで、心の問題の分量を減らしていくことができる。(P192)



意識は「ワザ」だからこそ、意識の量は「ワザ」により増やすことができる。
ということを著者は一貫して言っています。

職場や学校で出会う「なんとなく気が利かない、空気が読めないと感じる人」

それは単に「意識の量」が少ないからであって「意識の量」は意識し、増やすことができる。変えていくことができる。

意識の量が少ないってどういうことをいうのか?

意識を量が増えるとどんなことが身の回りに起こるのか。

具体例を盛り込みながら、上記について触れ、

そのトレーニング方法についても書かれた一冊。
就活中の学生さんや社会人1年目の方にもおススメしたい一冊です。





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