『自身の姿勢や態度が「専門職」として相応しいものであるか否か』という問いについて考えるということ
「これをいつまでにやっておきます」などという「約束」をきちんと守るスタッフと仕事を一緒にすることで感じる安心感は、積もり、信頼に変わるのだ、と日々感じています。
院内外問わず、当たり前のことが、一緒に仕事をする上で大切なんだと日々思います。そして、信頼が蓄積されていく関係性の中でやる仕事はモチベーションの上昇気流をも生んでくれるのだ、と思うのです。
「約束を守る、感情的な仕事をしない、余裕をもった声かけ・気遣いができるetc」
これ「だけ」できても、仕事はできないですが、信頼に足る仕事が一緒にできると感じる人は、必ずこれらを「兼ね備えている」なと感じるのです。
「約束を守る、感情的な仕事をしない、余裕をもった声かけ・気遣いができるetc」というのは、自身の仕事のベースに「専門職としての適度な程度の自信や自負」が存在していないと、生まれ得ないものなのだと思います。
だから、尊敬にたるスタッフは、上記を兼ね備えているのだろうな、と。
基礎を地道に鍛え続けることが、自信や自負を生み、そして、その副産物として「約束を守る、感情的な仕事をしない、余裕をもった声かけ・気遣いができるetc」が生まれる。
上記は、よくよく考えれば当たり前のことなのですが、無為に空虚な自身や自負だけを追い求めるだけで、基礎的な専門職としての態度や姿勢がついてこないのだとしたら、それは本末転倒だと思うのです。
『自身の姿勢や態度が「専門職」として相応しいものであるか否か』という問いを意識し続けることは、援助者の意識を変えてくれるものだと考えます。
「こうありたい」
「こういった仕事がしたい」
「理想とする専門職像」を持つこと。
それが、意識の変革を生み、基礎を築き上げ、自身に適度の自身や自負を生む。
その結果、副産物としての「約束を守る、感情的な仕事をしない、余裕をもった声かけ・気遣いができるetc」が生まれるのだと思うのです。