ソーシャルワークの学校をつくろう

公開日: 2012/09/25 MSW SW解体新书制作委员会 思索

現場で働きながら、教育に関わるには、非常勤の講師で授業持つか、職能団体の研修に関わるか、それくらいかなと思っていました。


ですが、最近、有志でソーシャルワークの学校を作ればいいのでは、と思い、その方法を結構真剣に考えはじめています。



この仕事はおもしろい。
Tipsなんぞではなく、志をもってこの世界に飛び込んだ若い人たちが、燃え尽きること無く自分たちの仕事に誇りをもてるような、そんな「教育」を。


そんな志をもって、現任者の教育に関わりたいと思うのです。
現場に出て3年目までに身につけた価値や考え方が、その人のソーシャルワーカー人生を形作るのだろうなと周りを見ていて思います。



ですが、全ての機関が充分な教育的機能を有してるとは決して言えないのが、この領域の残念なところです。であるとしたら、それを補完する役割を担うところは多い方がいいと思うのです。




専門職としての走・攻・守である、「実践・教育・研究」
ソーシャルワークの領域では、構造的な問題によって、現場オンリーでは、個々の教育的機能が磨けない状況があります。


言ってしまえば、専門職なのにアマチュア、という矛盾が生じている。
おかしい、どう考えてもおかしいのです。


そういった自分たちの職業領域における矛盾に対し、ときに批判的に真っ向からやり合わなければいけない、と思うのです。


まずできることとしては、個々のソーシャルワーカーの教育的機能を高めるための補完的な役割を担う場を作ること=「ソーシャルワークの学校」をつくる。


けれども、上記は実践から一度離れて、研究ベースで、教育について語ってしまうと説得力がなくなってしまうのです(少なくとも私の中では)


だとしたら、実践に軸足をしっかりと置き、非軸足を教育と研究との間を行き来させたらよろしい
のだと。そう考えているのです。


ニッチな研究たちに意義がないとまでは言わない。



けれど、せめて、現任者の研究に注ぐエネルギーの少しでもいいか
未来のソーシャルワークのための「教育」に注ごう!と思えるよう
そんな「メッセージ」を込めた、ソーシャルワークの学校を。



日々に軸足をしっかりと置き、自分のリソースを「教育」に投入していくための準備をしていこうと思っています。




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