医療ソーシャルワーカーの先駆者「浅賀ふさ氏」のソーシャルアクショニストとしての功績について
公開日: 2015/06/17 MSW ソーシャルアクション
かのMSW(医療ソーシャルワーカー)の先駆者、聖路加国際病院のMSW浅賀ふさ氏(1894-1986)ちなみにハーバード卒。日本MSW協会会長歴任)も、日本社会事業大学の小川政亮氏も、同時期に、現場、教育・研究畑にいたひとたちが、「朝日訴訟」に関わっているという事実があります。
「控訴審初の証人尋問についての記事。浅賀ふさ証人は、政府の結核対策には問題が多いことを証言する。」
http://asahisosho.or.jp/archives/1081.html
http://asahisosho.or.jp/archives/1081.html
「小川政亮先生は朝日訴訟に原告側証人としてかかわり…」
http://www.meijigakuin.ac.jp/…/colle…/document/ogawa_masaki/
http://www.meijigakuin.ac.jp/…/colle…/document/ogawa_masaki/
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ちなみに浅賀ふさ氏は、女性運動家として母子保護法の制定に関わったり、1958年の国際社会事業会議で、「放射能と人類福祉-なぜ日本人が核兵器実験に反対するか」というテーマで発表(広島のMSWと被爆者調査をし、世界に発信した)に、朝日訴訟に関わってたりしています。
浅賀ふさ氏の言葉で印象的なものをいくつか。
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「ケースワークは社会改善の水先案内人であり、また社会改善実施の後も、その適切なる施行の推進役をする。」
「個を対象とするケースワーカーが出会う問題の中には、多くの社会的レベルにおいて解決しなければならない問題がある。対象者の問題を顕微鏡を通して見るごとく身近に知ることができる立場にある」
「ケースワーカーこそ、社会政策への強力な発信者でなければならない」
(出典:人物でよむ近代日本社会福祉のあゆみ)
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蔵書を日本福祉大学に寄付され、それは「浅賀文庫」として今も閲覧可能のようです。
ご存命であったなら、なんとしてもお会いしてみたかった方のひとりです
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