『地域包括ケア時代におけるコミュニティソーシャルワーカー(CSW)』

公開日: 2015/04/19 CSW

地域包括支援センターはすべての保険者に設置されています。
全国に4328カ所(H24年度)、ブランチ・サブセンターを合わせると設置数は7072カ所。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/dl/link2.pdf

国が推進する地域包括ケアシステムにおける地域包括支援センターの役割を考えるに、
少なくとも今後10年は、機関に所属するソーシャルワーカーとしては、クリエイティビティが発揮できる場になるように思います。

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)に関連して、以下、ご紹介します。とても面白かったです。SWerは読んでおいて損なしですね。

「勝部麗子さんの実践とコミュニティ・オーガナイジングの接点を探る 」
DIALOGUE|Community Organizing JAPAN http://buff.ly/1EfMbEu

以下、上記リンク先から抜粋。

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・成功例のスキルを分解し、誰でも使えるようにする

ガンツ博士:またさらにお伺いしたいのですが、どうすれば実際に変化を起こしていけるようになるのでしょうか。もう少し詳しく言うと、既に成功例があり、その例をみんなでシェアすることはすごく重要なことだと思います。『サイレント・プア』のドラマもまさにそうです。それを観た人たちが、どのように実際の変化を起こしていけるか、そこの変革をどうするかが大事なのだと思います。

勝部:そのとおりです。多分、そこの方法論がないというか。今までは、魔法使いや職人など特定の人がやっている感じで、それをスキルとしてなかなか分解できてこなかったのです。そこをきちんと分解していくことが大事です。

ガンツ博士:属人的にとらえてしまうというか、「魔法使い」だと言ってしまうことにより、自分がその責任を回避しているのではないでしょうか。

勝部:そうですね。スキルを分解して、だれでも使えるようにすることが、私たちのミッションなのです。


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「スキルを分解して、だれでも使えるようにすること」

これは、長年、ソーシャルワーカーたちがトライしては頓挫してきた未踏の地のように語られますが、
個人的には、奥川幸子氏著「身体知と言語」の刊行後の日本のSW業界において、「職人芸だから、魔法使いだから、言葉に出来ない」という言い訳は通用しなくなってしまったと感じます。

この書籍が出る前、出た後、ひとつのパラダイムが変わったとさえ思うほどです。
辞書のような厚さですが、まだ未読の方は、ぜひ手に取られることをお勧めします。

「これほどまでに対人援助の仕事を言語化することができるのか」
ということをこれでもかというくらい知らしめさせられ、強烈な危機感を抱くこと間違いなしです。

「身体知と言語」奥川幸子著
http://goo.gl/jmcKl3

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こちらも参考まで。
地域でSW実践をするすべての方にオススメです。
「コミュニティソーシャルワークの理論」
https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00580/pdf/0001.pdf

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