【ご報告】Social Change AgencyはNPO法人になりました。

公開日: 2015/02/27 SCA 思索


Social Change Agencyは、2015/2/23にNPO法人登記し、晴れてNPO法人となりました。2013年8月に任意団体として4人でスタートし、今や嬉しいことにメンバーも17名ほどになりました。


思えば、入職してすぐに懇意にしていたソーシャルワーカーの離職(バーンアウト)を経験し、価値を共有できる仲間を失うことの個人的な喪失感や悔しさは、いつしか、業界全体の構造的問題を捉えるための視座に成長していきました。
現場3年目以降、業界内の構造的問題を社会と同期させるために、業界外から、自分の業界内を眺め、考える時間をつくったことが、今になりとても活きていると感じます。
個人的には、薄暗い部屋で自分の問題意識をブログにしたため文章を書いていた時代から、問題意識を世に問うて、旗をあげるということになるとは思ってもみなかったのですが、特段人と比べて秀でているものがないなかで、唯一、問いに対し粘り強く考え続ける思考体力だけは磨かれてきたように思います。

「個人的なことは社会的なこと」


最近、とある方が、私の文章に対してくださった言葉です。
20歳くらいから今までずっと、人生は問いと共にありました。
それはとても個人的なものでしたが、いつしか個人的な問いを社会に差し入れることで、自分の問題意識を社会と同期させてきたように思います。
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社会福祉の現場は、いわば社会問題が山積しています。
であるからこそ、社会福祉から、社会問題を見出し、発信し、解決に向けた導線を引いていく、という挑戦が、必要だと思っています。
ですがこれは何も新しいことではなく、戦後以来失われてきた「ソーシャルアクション」機能を、今の時代に合わせて社会福祉に実装していく作業だと考えています。
「社会の支え手を増やす」
「社会の支え手を支える」
「社会の支え手の中から、社会を変えるSWerたちを増やす」
そのための、「実践者と教育・研究者と起業家・活動家が集う基地」をつくっていきたいと思っています。
永くアクションし続け、知ってくれる人、仲間が増えれば増えるほど、未来に対して生み出せる価値は大きくなるだろうと信じています。そう、価値は逓増していくのです。
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わたしは、個人的な信条として2つのものを有してきました。
「機械の不平等を均す」
「自分(他者)のもちものが社会に生み出す価値を最大化する」
この2つの信条は、うまく引き付け合い、SCAをつくっていくうえで、とても自分を助けてくれたと感じます。

15歳で骨髄移植を受け、それ以後の人生はボーナスステージだと20歳くらいのときから、ずっと思って生きてきました。そして、30歳以降は社会のために自分のココロとカラダを投入したいと思い続けていたら、このような時間を刻むことになったのは本当に面白く、強く言葉にし続けることで自己催眠をかけ続けてきたのだと思っています。
30歳になり、生かされた時間の方が長くなった今は、
いわば、ボーナスステージ2巡目です。


サイコロ的には確率的にボーナスステージが与えらていなかったかもしれませんので、今は怖いものもなければ、固執することもまた少なく、生きていくのは本当に楽です。20歳の頃のほうがよっぽど生きていくのが大変でしたから。

自分を掻き立ててくれる問いに出会い、
自分の成長エンジンを駆動させ続けてくれる適度な劣等感を与え続けてくれる人と出会う。それだけで、人生というのはけっこう楽しいです。

まずは自分が誰よりも楽しんであげる、というのは、
人生に対する、意外と真摯で誠実な向き合い方なのだと今、思います。

人生はつらいとか、人生は苦難があって、山あり谷ありだとか、それもまあそうなのだろうけど、人生というのはまず誰よりもそれを楽しんであげるべきもの、だと私は思っています。


いつもお世話になっているみなさま、サポートいただいているみなさま、見守っていてくれるみなさま、引き続き、よろしくお願いいたします。

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