メルマガ新連載「子連れソーシャルワーク留学 in カナダ」

公開日: 2015/02/09 SCA

Social Change Agencyのメールマガジンにおいて、二木泉さんによる「子連れソーシャルワーク留学 in カナダ」がスタートしています。

当メルマガをお読みいただいていた二木さんからご連絡をいただき
当メルマガで記事をお書きいただくことになりました。

以前からずっと、SCAのコンテンツで、SWの海外事情を伝えたいと思っていたので、
二木さんにこのような内容で発信していただけることを本当に嬉しく思っています。


他者の文章は、読み手にとって、自分とは違う、もしくは同様の考えを知るための参照可能な物差しにもなり得ますソーシャルワーカーとして、自身の実践から得た学びを書き残したり、インターネットで共有できるようにしたりする人が増えれば増えるほど(もちろん、一般化できない個別語りは倫理的にNGですが)、その分多くの同業者たちが、他のソーシャルワーカーたちが勝ち得てきた経験から学んだことにアクセスし、そこから新たな気づきや学びを得ることができるようになります。

昔は、紙の本にして残すことでしか、広く多くの人と共有することは難しかったのですが、今はテクノロジーの発達により誰でもお金をかけずに、自分の考えたこと、感じたこと、学んだことを他者と共有することができるようになりました。

書くことは、残すことでもあり、残すことで、他者が書いたものを共有できます。例えば、20年の現場経験のある方が実践から得たものが、目の前にいるクライエントと所属機関の中でしか活用されないのだとしたら、それは業界にとって多大なる損失です。20年分の蓄積を1万人が共有することができれば、20年分の経験の蓄積は、ソーシャルワーク業界にとって、そして後輩たちにとって多くの価値を生み出すことになるのです。


践者も研究者も、実践や研究から得たものを他者と共有することで、自分が得たものが生み出す価値は最大化されます。ですから、書くことは、同業者、業界のため(実践・研究/知識や技術を共有する)に活きるのです。

自分が得たものが生み出す価値を最大化するための「宛先」として、SCAをぜひ活用してください。みなさんの気づきや学び、問題意識を共有していただけることをお待ちしています。


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