未来を担うソーシャルワーカーのみなさんへ

公開日: 2013/10/27 MSW SCA 思索 自分史




私たちは、未来を担うソーシャルワーカーです。
私も、そして、この文章を読んでいるあなたも。

今を、なんとかしたい、変えたいと思っているあなたも。

私は、ソーシャルワーカーという職業の可能性を信じています。
この職業が、未来を変えることができる力をもっていることを、信じています。


そして、だからこそ私は、ソーシャルワーカーという職業に誇りを持っています。

あなたは、自分の仕事に、誇りを持っていますか?

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私は、大学卒業後、医療機関にソーシャルワーカーとして入職しました。

この仕事の楽しさに気がつくまでには時間はかかりましたが、
今は、ソーシャルワーカーという仕事の楽しさ、そしてこの仕事に誇りを持ち、
日々現場に立っています。


私が、Socai Change Agencyを立ち上げた理由は、
尊敬すべき同業者の離職がきっかけでした。


新人時代に出会った、志を共にしたソーシャルワーカーの仲間が、
燃え尽き、現場から離れていくということを経験し、そのとき感じた
「なぜ、燃え尽き、現場から離れていってしまったのだろうか」
という疑問がずっと拭えずにいました。


そして、それは今も拭えずにいます。


社会的背景の複雑化するクライエントに対峙する日々は、
個々のソーシャルワーカーたちを身体的にも精神的にも疲弊させます。
ですが、ソーシャルワーカーたちの現場の環境は決して整えられたものとは言えません。


上司のいない環境。
教育体制の整っていない現場。
新卒で1人職場に入職するという方も未だにいます。


そういった状況を知るにつれ、私が、上司、先輩、同僚にも恵まれ、
良い環境の中で、守られていたからこそ、ソーシャルワーカーとしての
キャリアを築くことができていたのだと気づくまでにそう時間はかかりませんでした。



「なぜ、燃え尽き、現場から離れていってしまったのだろうか」


この疑問を考え続けてきた中で考え、行きついた答えは、


「ソーシャルワーカーという仕事をもっと社会に知ってもらうべきだ。」

「ソーシャルワーカーという職業がもつ社会的意義を言葉にして、
もっと多くの人に伝えていくべきだ」


ということでした。


ソーシャルワーカーたちが自身の言葉で、その意義を社会に発信していくことで、
この仕事を志す人が増え、そして、ソーシャルワーカーたちが働く現場の環境も変わるだろうと私は考えました。



私は、大学を卒業してからずっと、自分がソーシャルワーカーとして気づき、
感じ、考えてきたことを文章にし綴ってきました。


「仕事をはじめて、感じたこと、考えたことを書き残しておくとよいでしょう。
きっと、未来の自分にとってのプレゼントになります」


大学時代の恩師から頂いた言葉です。
この言葉と、卒業時に頂いた高価な革のノートが、
私の「ソーシャルワークの言語化」の原点です。


恩師の教えに従い開設したブログをきっかけに多くの方との出会いにも恵まれ、「ソーシャルワーカーとして考えていること、言葉にしたいこと」を一緒に対話できる仲間にも恵まれました。そして、言葉にするその先には、その言葉を受け手めてくれる人たちの存在がありました。



人の人生のいっときを共に支える対人援助の仕事は、
心と身体の健康が保たれていなければ、長く続けていくことが難しい仕事です。


だからこそ、自分がどのような職業的価値観に依って立ち仕事をしているかを言葉にできること。そして、それを共有してくれる仲間が必要です。


「今、自分にとって必要な学びを、仲間たちと創り出す場」

「言葉を交わし、対話を生み出しながら、成長し合える仲間が集う場」

「自分のミッションを成し遂げるための、メンバーと出会える場」


Social Change Agencyは、様々な分野で、様々な実践知を有するソーシャルワーカーたちが、集い、社会に対し有意な働きかけを為すことができるコミュニティ・プラットフォームを目指し、『”Social Worker”として社会を支え、”Social Change Agent”として社会を変えよう』をミッションとして掲げ、事業展開をしていきます。




これからの未来をつくるソーシャルワーカーには、社会を変える力が必要です。


あなたはなぜ、ソーシャルワーカーになったのでしょうか?


誰かを支えたい。社会を変えたい。
あなたの、その想い、叶えられていますか?


私は、未だ、思いを叶えられていません。
誰かを支え、そして誰かの背中にある社会を変えたい。


社会を変えるには、力、そして仲間が必要です。


実践、教育、研究。
専門職にはこの全ての力が必要だと言われています。


実践家は実践だけやっていればいい。
教育者は教育だけやっていればいい。
研究者は研究だけやっていればいい。


あなたは、実践家ですか?教育者ですか?研究者ですか?
あなたは、上記の言葉を聞いて,何を思いますか?


私は、実践家と教育者と研究者の間に架け橋をかけ、社会活動家たちを巻き込みたい。
皆が得てきた英知を集結し、社会を変革できるソーシャルワーカー”Social Change Agent”たちを生み出したい。


私たちは、実践家と教育・研究者と社会活動家が集い、
Social Change Agentを輩出する基地を創ります。


知る、広める、参加する。
あなたの力が、必要です。ぜひ私たちと一緒に、基地を創りましょう。



私は、ソーシャルワーカーという職業に誇りを持っています。

あなたは、自分の仕事に、誇りを持っていますか?

自信を持って、「Yes」と言い切れる未来を、一緒に創りましょう。


ソーシャルワークの仕事は楽しい。
そして、今よりもっと、もっと楽しくなる。


だって、自らで、選び、志し、今、ここにいるのだから




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