HYの書籍企画書

公開日: 2013/07/15 MSW SW解体新書制作委員会




以前、某所で作成をした書籍企画書です。(もちろん、発刊予定はありません。笑
新人時代に記していたノートの文章をシリーズ化した新人MSW奮闘録"へたれHY、いきます!"』も、いずれ電子書籍化をしてみたいと画策しています(笑

半分、冗談、半分本気で、ご興味があるようでしたら、以下、HYの書籍企画書をお読みください。



書籍企画書
2012.某日

1)タイトル
新人ソーシャルワーカーへの応援歌(仮称)
ー脱・新人!目指せプロフェッショナル!への道のりー
(もっとカッコいいのにしたいですが思い浮かばず)




2)本書の内容、目次
第1章 新人時代を振り返る
・毎日辞めたいと思っていた新人時代
・新人にスキルがないのは当たり前!
・へたれな自分を変えてくれた運命的な出会い
・バーンアウト-大切な仲間の離職-
・ソーシャルワークの仕事に誇りを持って働ける未来を創りたい


第2章 ソーシャルワーカーってどんな仕事?-自分の仕事について考えてみる-
・自分の仕事を言葉にして誰かに伝えたい!
・自分の仕事の好きなところは何だろう
・わたしが考えるソーシャルワーカーという仕事
・なぜ自分がこの仕事に就いたのかという問いを立ててみる
・自分について知ること。「自己覚知」について考えてみる


第3章 ソーシャルワークの面接について考え、言葉にしてみる
・そもそも面接ってなんだろう?
・クライエントから値踏みされる時間が教えてくれたこと
・相手を尊重するってどういうこと?
・ソーシャルワーカーとクライエントとの間に生じる非対称的な関係について考えてみる


第4章 仕事を楽しく学び多きものにするためのエッセンス
・援助記録を書くことの意義について考える
・時間的・精神的な余裕を生み出す努力をしよう
・モチベーションを保つ方法・高める方法を見つけよう
・意図的に想像力を広げるための方法について考えよう
・ソーシャルワークを比喩的表現を用いて表現することのススメ


第5章 ソーシャルワーカーの教育について考えてみる
・奉仕の精神がなければソーシャルワーカーの仕事は続けられませんか?
・スーパービジョンを受けよう!
・年長の同業者から向けられる「眼差し」から考える
・職業的価値を具体化していくためのトレーニング


第6章 ソーシャルワーカーとしての価値観を育てていくために
・ソーシャルワークにおける純度の高い言語化とは?-ケースワークの原則から考える-
・「尊敬」と「興味」を根底に置くソーシャルワーク
・転院援助にソーシャルワーカーが関わる意味について
・「職業的な興味をどこに向けるか?」という問いについて考えよう


第7章 ロールモデルを見つけよう!
・なぜ、ロールモデルを見つける必要があるか?
・理想とするソーシャルワーカー像を持つことで自分は変われる!
・ひとり職場にいるあなたへ


3)著者プロフィール
HY  医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)15歳の時に骨髄移植を経験(非血縁者間)し、その経験から大学進学後、病児のきょうだい支援に関わり100人規模のボランティア団体を組織する。現在は関東の急性期病院勤務。


4)著者がなぜこの本を出す必然性があるのか

理由1:この領域についての一定の経験、専門性がある。
ソーシャルワーカーとして、さまざまな社会的背景を有するクライエントとの関わりを持った経験があり、一定の専門性を有した内容を書くことが出来る。

理由2:年齢的に読者ターゲットに近いため、読者ターゲットが感じる悩みや困りごと、考え事に即した内容を書くことが出来る。
本書の読者ターゲットは、臨床経験の浅い現任のソーシャルワーカーもしくは学生である。著者自身が年齢的に近い立場のため、読者ターゲットの視点をもつことが出来ている。


5)企画意図
・離職率の高いソーシャルワーカーの現場において、臨床経験の浅い現任者にエールを送ること、現場ですぐに実践できる考え方のエッセンスを提供したい・ソーシャルワークの仕事に興味のある学生向けにこの仕事のおもしろさを伝えたい。
上記を学生、新人ソーシャルワーカーに年齢的に近い著者が行うことで、新人ソーシャルワーカー、学生たちに末永く読まれる一冊を目指したい。


6)売れる理由
・ソーシャルワーカーの基礎資格である社会福祉士の登録者数が年々増加している。
(平成12年24,006→平成22年134,066 ここ10年で約6倍の増加)
・少子高齢化により、医療、福祉の現場に限らず、今後社会の要請が見込まれる職種である。
上記により、新卒でソーシャルワーカーを採用する現場が増えている、今後も増えていくことが予想されるが、より新人に近い立場で現在進行形の悩みや学びについて書かれている書籍はないため、他書との差別化が図れている。

・著者のブログがGoogle、Yahoo!等の大手検索サイトにて「医療ソーシャルワーカー」「ソーシャルワーカー」とキーワード検索をすると上位ページにランクされている。(Google、Yahoo!共に「医療ソーシャルワーカー」の検索結果の上位にランクされている)よってブログ、Twitter等のソーシャルメディアを通じたプロモーションを著者自身が行うことが可能である。


7)読者ターゲット
メインターゲット)臨床経験の浅い現任のソーシャルワーカー、この領域を志す学生
サブターゲット)臨床経験の浅い現任のソーシャルワーカーを育てる立場の上司、学生を指導する教員等
6)で記した通り、今後も従事者数が増えていくことが見込まれるため、読者ダーゲットの数は増えていくことが予測される。


8)類書との差別化
これがMSWの現場です―医療ソーシャルワーカーの全仕事 心に寄り添う技術ケーススタディ40 菊池かほる(著)
私はソーシャルワーカー―福祉の現場で働く女性21人の仕事と生活 杉本貴代栄 須藤八千代(著)
だから面白いソーシャルワーカーの仕事―療養病床で働く仲間への熱いメッセージ  日本療養病床協会ソーシャルワーク部会(著)
医療ソーシャルワーカーの仕事―現場からの提言   荒川 義子 (著)
支援者が成長するための50の原則―あなたの心と力を築く物語  川村 隆彦 (著)



本書は教科書的なキーワードの説明や、学術的な問題、キャリア形成などについてを取り扱うことはせず、多くの新人ソーシャルワーカーたちがぶつかるであろう困難を乗り越えるために必要な考え方のエッセンス・ヒントを提供すること、そして新人ソーシャルワーカーを鼓舞することを目的としている。答えや結論を明示せずに、考える材料やヒントを盛り込んだ内容としたこと、そしてそれを「新人」に近い年齢の著者が書くことで、「読者ターゲットに近い視点」が加わり、他の類書との差別化が図れている。


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