続・実践報告会簡易レポート
先日の報告会のあと、色々と考えていた。発表後自分に声をかけてくれた方からは、他職種との関係の築き方に四苦八苦しているんだろうな、と感じられた。 他の方の発表で質問していた1年目の方は「毎朝10分でいいから時間を下さい!と先輩たちにお願いし、振り返りの時間をもらっている」と言っていた。
報告会を聞きにきていた人も若い人がほとんどだった。 若い人たちは、なにをおもい、なにを得たいとおもい、発表を聞きにきたのかな。 ふと、そんなことを思った。
今の勤務先は、毎朝部署内カンファレンスで各MSWが全ケースを報告し合う。やるって言ってたことやってないと「昨日言ってたことは?」と問われるし、朝から疲れるけれど、結果として、部署全体としてクライエントを支え、各自が実践を毎日振り返り、根拠を身体に叩き込むことにもなっている。
でも、そういった環境を新人に用意してあげられる職場はそう多くないのだろう。 恵まれた環境にいるという「自身のポジショニング」を理解し、今の自分の余力をきちんと勘案して、この領域に何を返していけるのか考えなければならないなと思う。
現場から得られる学びは無尽蔵だ。
現場で得た学びを、一般化して、物差し化して、送り出す。 そのサイクル・方法論を得ることができれば、「現場から得られる学びは無尽蔵だ」と言い切ることができるのだろう、と。
現場で得た学びを、一般化して、物差し化して、送り出す。 そのサイクル・方法論を得ることができれば、「現場から得られる学びは無尽蔵だ」と言い切ることができるのだろう、と。
現場で感じたこと・考えたこと・傷ついたこと・苦しく思ったこと。 それを「学び」まで昇華できないと、ただただダメージとストレスが多くなってしまう。だから、バーンアウトして現場を去ることになるのかもしれない。
「現場で感じたことを学びに昇華し、一般化して、物差し化して、送り出す。」 これは、ダメージを回避し、経験値を蓄積するための枠組み。いってしまえば、武器・防具のようなもの。 これを、まずはひとつでも得ること。 そうすると、ぐっと楽になり現場に立つのが、少しだけワクワクする。
そういった意味で、自分の職業領域に対する問題意識が、今回の報告会での出会いとか諸々で根拠を得て、強化されたことが、いちばんの収穫だったな、と思った。
地道だけれど、この領域にとって、大切なこと。
しっかりと考え、日々頑張らなければ。