人工呼吸器の外部電源に保険適用(News)

公開日: 2012/05/20

 2011年の東日本大震災以後の計画停電が実施された際、在宅で人工呼吸器や痰の吸引機を使用している方、そのご家族の不安がいかほどかを現場で感じることが多々ありました。
以下は喜ばしいニュースだと思います。


以下、公明新聞:2012年5月16日付より抜粋。

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筋ジストロフィーなどの在宅患者にとって重要な人工呼吸器の外部電源バッテリーについて、厚生労働省が今年度から、費用を保険適用の対象にし、関係者から喜ばれている。 

これまで外部電源バッテリーが、保険適用の「人工呼吸器加算」の対象になるのか不明確だったが、2012年度診療報酬改定で算定方法の留意事項に明記された。人工呼吸器を使用する在宅患者は全国約1万1300人に上る。人工呼吸器の電源は電気が途絶えると内蔵バッテリーに切り替わるが、機種によっては約6時間程度しかもたない物もある。 

このため同患者らから、長時間の停電は命にかかわると懸念されていた。進行性筋ジストロフィーと闘いながら自身のホームページで詩を発表している仙台市の詩人・岩崎航(本名=岩崎稔)氏も、東日本大震災で人工呼吸器の外部電源バッテリーの必要性をあらためて痛感した一人だ。 

友人の紹介で公明党の秋野公造参院議員と知り合った岩崎氏は昨年8月、メールで在宅療養者の支援を相談。これを受けて秋野氏は、何度かメールでやりとりを続けた後、岩崎氏の自宅を訪ね、闘病生活の様子など現状をつぶさに聞いた。 

秋野氏は、こうした現場の声を同年8月25日の参院厚労委員会で取り上げ、「電気がないという理由だけで命にかかわる事態が起きてしまう」として国の取り組みを厳しくただした。
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以下、東京都保健福祉局が行った調査、についても紹介をさせていただきます。
人工呼吸器使用者の停電への備えに関する調査の結果について(東京都保健福祉局HP)



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