現代社会と福祉 (序章:現代社会とはどのような社会なのか. キーワードとデータからみる現代①)
公開日: 2016/08/04 現代社会と福祉
現代社会と福祉
(序章:現代社会とはどのような社会なのか. キーワードとデータからみる現代)
(序章:現代社会とはどのような社会なのか. キーワードとデータからみる現代)
1.貧困・格差の拡大
⑴一億総中流社会からの転落
・国民生活基礎調査 生活が苦しい「( )割」
・生活保護受給者数2,163,394人、被保護世帯は1,633,301世帯(平成28年1月)
⑵子どもの貧困
・貧困線とされる年収( )万円以下の世帯は( )%
・子どもの貧困率( )%
・子供の未来応援国民運動
https://www.kodomohinkon.go.jp/
・「子どもの貧困の社会的損失推計」レポート
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/articles/2015/71.html
参考)相対的貧困率算出方法
⑶多世代にわたる貧困
・女性の貧困、高齢者の貧困、子どもの貧困、若者の貧困、働く貧困層(ワーキングプア)
最貧困女子、下流老人、老人漂流社会、貧世代等の書籍が刊行され、下流老人は発行部数20万部を超えるベストセラーとなり、日本社会にいきる人たちの生活不安を可視化した。
・ワーキングプア(年収200万以下の「働く貧困層」)が、1000万人突破
・ホームレス
全国のホームレス数(厚労省発表)
23年調査10890名→27年調査6541名
ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について
*市区町村による巡回での目視調査
*調査客体は、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として日常生活を営んでいる者」
不安定な居住環境にある人たちは、このほかどこにいる?
不安定な居住環境にある人たちは、このほかどこにいる?
⑷住まいの貧困
・経済的貧困に伴い安定的な住居の確保が困難な人が増加.
・脱法ハウス(法的な安全基準や建築基準法の要件を満たしていないシェアハウスなど)、簡易宿泊所、ネットカフェ、ゼロゼロ物件など
・居住福祉、ハウジングファーストの考え方
⑸格差拡大
1)「21世紀の資本論」トマ・ピケティ
“r>g” (gよりrが大きい)
“r”とは資本の収益率で“g”とはGDP(経済成長率)のこと。つまり“r”とは資産運用で得た利潤、“g”とは働いて得た給与所得.
上記はつまりは何を意味する?
上記はつまりは何を意味する?
2013年:純金融資産保有額1億円以上「富裕層」、5億円以上「超富裕層」が100万世帯超.
野村総研の調査より;https://www.nri.com/jp/news/2014/141118.aspx
次回、労働問題につづきます。