気づきの宝庫である"変化"をキャッチする方法について考える
公開日: 2013/07/22 SW解体新書制作委員会 思索
過去5回で「自分棚卸し」シリーズと称し、
言語化するための「気づき」を得るための、
「自分という鉱山」の見つけ方について、お
話をしました。
気づき→問いを生成する→考え、言語化する
という過程を考えるとき、”どのように気づき
を得るか”ということを考えておくことで、言
語化の質や量は変わります。
"どのように気づきを得るか"を考えたとき、「自分
という鉱山」を見つけ、掘り起こす「自分棚卸しワ
ーク」が有用であるということをお伝えしました。
本号では、「気づきの宝庫である"変化"をキャッチする
方法」について考えていきたいと思います。
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<気づきは違和感でもある>
「気づいた」という言葉を使うとき、みなさんは、
どんな感覚をもっていますか?
気づきは”「あれ?」と感じる違和感”と言い換え
ることができます。
日々感じる「あれ?」という違和感である小さな
気づきが積み重なることで、問いは生成されます。
そして、「あれ?」という違和感の強度が高ければ
高いほど、「あれ?」に凝縮されている気づきの要
素は多くなるのです。
<違和感の集合体=主観的な変化>
みなさんが「自分は変わった!」と感じるときは
どんなときでしょうか?
人は、「自分は変わった!」と感じるとき、主観的
な変化を肯定的にキャッチできている状態にあります。
「あれ?」という小さな違和感が、積み重なることで、
「主観的な変化」として、それを知覚できるようにな
ります。
ですが、自分の中に「変化を知覚できる準備」ができて
いないと、「あれ?」という小さな違和感は、積み重なる
ことなく、「主観的な変化」を知覚することは難しくなり
ます。
疲れていたり、何かを考えるのが面倒くさかったり。
何かに追われていたり、心と身体が疲弊している状況では、
「変化を知覚できる準備」が出来ていないため、小さな違
和感はスルーされ、「主観的な変化」を知覚することがで
きません。
「自分が変わった!」と感じるとき=主観的な変化をキャッチ
できている状態と言えます。
「自分が変わった!」という主観的な変化には、多くの気づきが
詰まっています。体感として存在する主観的な変化を、丁寧に
整理し、問いを立て、言葉にしていくことで、言語化の幅は大きく
拡がります。
「気づきの宝庫である"変化"をキャッチする方法」
「変化を知覚できる準備」ができているかという前提条件をまず
考える必要があります。
次号からは、シリーズ「変化を知覚するための心と身体と環境を
つくろう」と題し、お伝えをさせていただきます。
以下、今後の配信内容予定です。
よろしければ、ぜひ、ご購読ください。
→ソーシャルワーク言語化のススメ
<変化を知覚するための心と身体と環境をつくろう>
【心】
・1.自分の心を整える方法をつくる
・・・感情を整える(第36号発刊済)
・2.他者との関係性から自分の心を整える
・・・好きな人、嫌いな人と、その理由を知る(第42号発刊済)
・・・心地よい距離感・時間を知る(第43号発刊済)
・・・時間と共に関係性を育みたい他者を知る(今週土曜日7/27発刊予定)
・・・分人ラベリングをする
・・・ロールモデルを融合しオリジナル・ロールモデルをつくる
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<変化を知覚するための心と身体と環境をつくろう>
【心】
・1.自分の心を整える方法をつくる
・・・感情を整える(第36号発刊済)
・・・余白を生む(第37号発刊済)
・・・言葉を選ぶ(第38号発刊済)
・・・捨てる(捨てられないモノ・コトを知る)(第39号発刊済)
・・・為すべきこと、為さなくてもよいことを決める(第40号発刊済)
・・・マイ整えスタイルをつくる(第41号発刊済)
・・・言葉を選ぶ(第38号発刊済)
・・・捨てる(捨てられないモノ・コトを知る)(第39号発刊済)
・・・為すべきこと、為さなくてもよいことを決める(第40号発刊済)
・・・マイ整えスタイルをつくる(第41号発刊済)
・2.他者との関係性から自分の心を整える
・・・好きな人、嫌いな人と、その理由を知る(第42号発刊済)
・・・心地よい距離感・時間を知る(第43号発刊済)
・・・時間と共に関係性を育みたい他者を知る(今週土曜日7/27発刊予定)
・・・分人ラベリングをする
・・・ロールモデルを融合しオリジナル・ロールモデルをつくる
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