MSW6年目を迎えて
最近、ひとつ階段を登れた気がしているHYです。
そんなこんなでこの春からMSW6年目に突入しました。
誰かのモチベーションに関与すること、援助をバトンタッチすること、ということを文字面だけではなく、実践に落とし込むことが少しずつできるようになってきたように感じています。
視界がひらけて、えらいおもしろくなってきた感じです。
おもしろさのステージがあがった感じと言いますか、手持ちの武器がひとつ増えた感じがしています。ということで?6年目を迎えての抱負というか、ぼやきを少々。笑
誰かのモチベーションに関与するということ
誰かのモチベーションの沸点を下げるためには、それなりの関わりが必要なのだということもこの5年間で学んだことのひとつです。現状を交通整理し、見通しをよくすること、その上で、この持ち場を、「なぜ、あなたなのか」という根拠を示した上で伝え、その人のモチベーションを駆動させる、ということの構造化が自分の中で少しずつ進んでいるように思います。
それが、実感できた関わりの中で、得たもの、学ばせてもらったものはとても大きいです。でも、お陰で、今後出会う方々に対しては、新たに増えたフレーム(武器)を使い、臨むことができるだろうな、と。そんな風に思っています。
6年目のキーワードは「ゆるやかさ」
前の病院を辞めて1年が経ちました。自分の職業的な身体がどの程度のものか、ということを確認するには充分な1年だったなと振り返って思います。
足りない部分を補い、それ以上に伸び白を最大限に伸ばしてもらえる環境だったからこそ、突詰めまくった時間を経て、そして、今、ゆるやかさを伴うフェーズに突入できそうな気がしています。
6年目の抽象的キーワードは「ゆるやかさ」なのだろうなと、根拠はないですがそう思っています。
ゆるやかさは、余裕であり、纏う雰囲気であり、なにより、日々に「ゆるやかに対峙する」という自身のポジションの取り方に通ずるものです。
職業的価値観のコアは今後おそらくは大きくは変わらないのだろうと思います。
5年間で育て、育ててもらったこのコアをベースに、しっかりとした幹を育てていこう、と。今はその真っ最中なのだと考えています。
その中で今年度は「ゆるやかさ」をキーワードにしたいと思っています。
甲冑だけでは、はねつけることしかできない。それじゃもったいない。いったん受け止められる、誰かのクッションになれる、そんな「ゆるやかさ」を得て、今一歩階段を登りたいと思うのです。
誰かを鼓舞する言葉を発し続けていきたい
誰かを鼓舞する言葉にテンプレートなんてものは存在しないと思っています。たった一人の誰かに向けられた真摯で誠実な言葉だけが、その人を鼓舞するかもしれない声になり、その人に届く可能性を生むのだと思うのです。真摯で誠実に、というのは自分の中で大切にしたいキーワードです。
日々仕事で出会う、混沌期にあった人が、時間が過ぎていく中で、ふと未来に向けた言葉を口にするとき、「ああ、この人はもう援助なんてものは必要ないのだろうな」と思い、こちらがパワーをもらいます。
「人は変われるんだ」ということを目の当たりにするとき、自分の職業的価値観が強化されるということを自覚しているから、尚更なのだろうな、と。
だから、また明日も頑張ろうと思えるのです。
さ、6年目の本年度もがんばります。
本年度もよろしくお願いいたします!
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